小林秀雄 講演CD
昭和の知の巨人、小林秀雄氏が昭和40-50 年代にかけて講演した内容を納めたCDが、
新潮社から出ています。
茂木健一郎さんが「脳と仮想」でおすすめされていたのを、
どこかで借りられないかと探していて、
やっと鎌倉図書館でみつけました。
小林秀雄氏が長年住まわれて、お墓もある鎌倉という場所柄か、
全7巻シリーズが揃っていました。
貸し出しが多いので、予約して少しづつ借りて聴いています。

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物質的豊かさを求めて邁進していた
昭和40年代高度経済成長真っ只中のころの日本。
その頃子供だった私の記憶では、
「知識人」とは、すべてを言葉や数値や実験で証明できる人
というイメージだったけれど、
小林秀雄という人は全く違っていました。

 『魂はあるかないか?あるに決まってるじゃないですか!』

 『"科学的に証明できることが正しいこと"と、いつの頃からかそんな
 ふうに考えられるようになってしまいましたねぇ、
 ジャーナリズムがそうしたんです。
 精神を置き去りにした物質主義は、
 いずれ大きな歪みとして現れてくるでしょう』

 『人を幸せにしない学問なんてものは学問ではない!』

切れ味のいい話し言葉が、時を経ても、というより
今だからこそ力強く響いてきます。

  第1巻 文学の雑感ー質疑応答
  第2巻 信ずることと考えること
  第3巻 本居宣長
  第4巻 現代思想について
  第5巻 本居宣長をめぐって
  第6巻 音楽について
  第7巻 ゴッホについて、正宗白鳥の精神
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by hira-tama | 2010-02-21 16:36 |


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