三井記念美術館に行ってきました
d0143025_23254375.jpg平成17年オープンの新しい美術館、
三井記念美術館に、
円山応挙の「雪松図」を見に行きました。

2004年に江戸東京博物館で開催された応挙展では、展示替えのため、この『雪松図』は見逃していたのです。
この絵は墨と金だけで描かれていて、雪の白い部分は地の紙の白を生かしています。
純白の雪は白い絵の具で描かれたのではありません。
背景の金を塗り、松の枝葉を描き、雪の部分を描かないことによって表現したのです。
丹念な写生(デッサン)の積み重ねと、緻密な計算がないと成立しない表現です。
日本の美術表現の特徴は『引き算』であるとよく言われますが、これはまさに『引き算』のお手本のようです。
離れて見ると、松の枝葉にふんわりと降り積もった新雪の柔らかさや、
ひんやりと清らかな朝の空気まで感じられるようです。

三井家は応挙のパトロンだったのですね〜。
美術館の内装はどっしりと風格のある造りで、
大人が楽しめる落ち着いた雰囲気の美術館となっています。
茶道具や国宝の茶室「如庵ーJoanー」の再現などもあり、
茶の湯の勉強にももってこいなお気に入り美術館です。
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by hira-tama | 2008-01-29 14:34 | 美術・工芸


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